こんにちは。ぼちです。
私は運針が下手くそなんですが、いっちょ前に、刺し子をするときには指貫を使います。
中指の第二関節に付ける、金属のものです。
自分の指のサイズに合わせて購入したつもりですが、むくんだりしてサイズが日によって合わなくなるんです。
刺し子をしているときに、抜けてきたり、ズレて痛くなったりすることもしばしばあります。
そこで肌に優しい、自分サイズの指貫を自作することにしました。
見目美しい加賀指貫
色とりどりの糸を使って作る、まるで宝飾品みたいにキラキラ美しい加賀指貫。
見ているだけで、うっとりします。
昔、加賀友禅のお着物とかを仕立てるお針子さん達が、余った絹糸や材料を集めて指貫を作っていたのが由来のようです。
お針仕事をする時、針のお尻を素手で押してると本当に痛いですし、指貫は必須アイテムですよね。
現在でも、仕事道具などを好きな色や可愛いデザインのもので揃えてモチベーションを上げる人が多いと思います。
美しい加賀指貫をつけて、お針子さん達も仕事のモチベーションアップに繋げていたのかな、と、思うと、今も昔も同じだなぁ…と、ほっこりしますね。
現在の加賀指貫は、余った材料や糸で作られているわけではなく工芸品として販売されています。
専門の作家さんもいて、手作りの加賀指貫はとっても高級品です。
おそらく、本来の指貫として使用ではなく、アクセサリー等で使うのでしょうか。
家にあるもので作ってみる
私は、和裁をするわけではないので絹糸を手持ちに持っていません。
本来は、余っている材料で工夫して美しい実用品を作っていたということなので、私も工夫して家にあるもので作りたいと考えました。
というのは建前で、本当は絹糸でキラキラつやつやの美しい指貫が作りたい!欲しい!と思っているんですけど、指貫は消耗品ですし、上手にできる自信もなかったのでとりあえず練習という気持ちで、チャレンジしました。笑
そこで見つけたのがこの動画です。
指ぬきリングの作り方ーHow to make yubinuki ring.
私が準備したもの
- 年賀はがきの余り
- 刺繍糸
- バイアステープ
- キルト芯
- ボンド
- マスキングテープ
- 手縫い糸
- 紙
- 針
- 定規
- リップクリーム
本当に、すべて家にある物で作ることができました。
私は、本当に簡単なデザインで作ったので、3時間くらいで制作することができましたよ。
刺繍糸の場合、滑りが悪いようで刺すたびに、きつめに糸を引き隙間が空かないように針の先で糸を寄せる作業が必要かと思います。
左手の親指をに使って、押さえながら刺していきました。
感想と実際の使用感
やっぱり、隙間があり中が透けてます…笑
でも、自分で作ることができた達成感と感動がありました。
その勢いで2つ目も作ってしまったくらいです。
使用感は、自分の指のサイズにピッタリですし、すごく軽くて指への負担がまったくないです。
ただ、私が使っていた金属の指貫に比べると厚みがあるので、少し針が持ちにくいと感じます。
1日使っていれば、それも慣れてしまいそうですが。
遠目に見れば、中が透けているのも気にならないですし、アクセントに使った錦糸がキラッとしていて、めちゃくちゃテンションが上がります。
とっても刺しにくかったけど、諦めずに頑張って良かったです。
自作した初めての加賀指貫もどきをボロボロになるまで使ったら、次は絹糸で本当の加賀指貫に挑戦したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ぼち。